2016年1月17日日曜日

マテリアル(反射)_スムージング量とスムージング角度

マテリアル(反射)のプロパティにある「スムージング量」と「スムージング角度」の紹介をしていきます。

まずは「スムージング量」この値を上げることによって、オブジェクトを滑らかにすることができます。


適当なメッシュを用意して試してみます。
デフォルトのパラメータで球体プリミティブを配置します。
今回スムージングを確認したいので球を配置する際のポリゴンタイプはサブディビジョンではなく、面に変更しておきましょう。(配置したあとに「tab」キーでサブディビジョンを解除してもOK)
合わせて、マテリアルを「test」という名前で割り当てました。



「test」マテリアルグループの「Material」を選択し
プロパティ内の「スムージング量」の値を変えていきます。


図のように0%であればエッジがたっていますが、100%に近づくにつれてエッジが滑らかになっていきます。(実際モデリングする際は0%、100%以外は使うことは無い気がしますが、モデリングする対象に合わせて調整してみてください。)


次に「スムージング角度」ですが、隣り合ったポリゴンのの法線の角度が、ここで定めた角度以内の場合「スムージング量」で定めたスムージングがかかります。

?隣り合ったポリゴンの法線の角度とはなんぞや?
自分もおさらいしをしながらまとめてみました。
図で示した角度になります。
左から0度、30度、45度、60度、90度です。

デフォルトの値が40度なので30度以下のオブジェクトにはスムージングがかかっていますが、45度以上のオブジェクトにはスムージングがかかっていないのが確認できます。
(確認のために「スムージング量」は100%にしています。)



「スムージング角度」を上げていきます。
50度、75度、100度と角度が大きくなるにつれて、スムージングがかかる角度が変化しているのが確認できます。
スムージング角度50度であれば45度以下に、
スムージング角度75度であれば60度以下に、
スムージング角度100度であれば90度以下にスムージングがかかっています。

機械系のモデルには少ない角度で、有機的なモデルには大きな角度で設定してあげるといいかもです。


ちょっと紹介が前後してしまいましたが、
以前紹介した、「スムージンググループ」「法線の分割」は今回紹介した「スムージング量」と「スムージング角度」が基本にあった上での機能になりますので、合わせて確認してもらえたらと思います。

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